2011年3月23日水曜日

B級グルメ先進地視察

スーパーマーケットの焼そばコーナーにはいろいろな地域名が冠に付いた焼そばが置かれています。かつては焼そばといえば、大阪のイメージでしたが、最近はB-1グランプリの影響からか、富士宮やきそばが急速にブランド力をつけて売れているそうです。


B-1グランプリの第1回、第2回の王者という「富士宮やきそば」のネームバリューは、マスコミの情報露出量が非常に多くなって高まり、富士宮という地名を一挙に全国にアピールすることとなりました。
コンペという、誰もが認めざるを得ない方法で売り出した“富士宮やきそば”について

先ずは訪問調査しました。




あまりに富士山がうつきしいので、東名高速の富士川SAに立ち寄りましたら、
ここにも、富士宮やきそばを売っていましたが、本場で本物をということで見送りました。

富士川SAからは西富士道路へ移ってしばらくで富士宮市に入りました。

目指したのは「富士宮やきそば」のアンテナショップがある「お宮横丁」。


浅間大社と専用駐車場を繋ぐ位置に「お宮横丁」はあります。

この横丁は行政がインフラ整備したのではなく、民間による開発です。



規模は大きくありませんが、オープンテラス方式のバザール空間でした。




このアンテナショップは「富士宮やきそば学会」が運営しています。


これが本場の「富士宮やきそば」かあ、と期待を持って一口パクリしてみると、

中太麺で、コシがあります。味付けもソースくどくなく、ほんわかと甘味が感じられます。

それは焼きあがったやきそばの上に最後に降るサバとイワシの削り粉のせいです。

そうです。この削り粉が「富士宮やきそば」と他所の焼そばの違うところだったのです。

しかし、アンテナショップのやきそばだけでは・・・・・・・

この富士宮市の一帯には「富士宮やきそば」を食べさせてもらえるさせてくれるお店が

約160件あるんだそうです。
当然お店によって味も違うのかなあと持って、アンテナショップの2軒横のお店で

やきそばの小を注文。それがこれです。













見るからに違います。アンテナショップの焼そばと全く違います。麺も細い。


ではと、アンテナショップのお隣の塩焼そばというのを注文しました。

これはアンテナショップと同じ麺です。コシもあるし、味がいい!!

なんだか「富士宮やきそば」を分かった気分になりました。



浅間大社は、国内の関連する御社の総社だけに風格がある佇まいでした。

もちろん平穏無事を祈願してきました。

やきそばを堪能して、浅間大社にお祈りをしたら、

富士宮市から神奈川県厚木市へ移動です。(移動手段は大型バス)。

もちろん目的はB―1グランプリ第3回王者である厚木シロコロ・ホルモンを知ること。



本厚木駅に近いビルの地下に場所を借りて、
厚木シロコロ・ホルモン探検隊 隊長 中村昭夫さんと副隊長 小野塚徳博さんから

地元のマイナーな郷土料理であった豚ホルモンを「厚木シロコロ・ホルモン」と命名し
町おこしの武器として売り出した経過や現状について詳しい説明を受けました。

「厚木シロコロ・ホルモン」はB―1グランプリというイベントを通じて

世に知られることになりましたが、

これに尽力した仲間達のスタンスはいつまでも、街を元気にすること
基本はボランティアであることが分かりました。だから胸を張って熱く行動できるそう
お商売は、ホルモン屋さんにまかせればいいそうです。

因みに中村隊長の本業は塗装屋さん。小野塚副隊長は南京豆屋さん
その志の高さと元気さは強烈です!!

この写真は、小野塚副隊長が派生グッズを紹介しているところです。
月に10回は、こうした視察を受け入れているそうです。

語りが熱く、心からもてなしてくれているのが分かります。
普通ならば、視察の瀬詰めにもう慣れてしまって、
力まずに、力瘤を作らないものですが・・・・・

この人たちは汗を噴出して一生懸命なところは、実にはえらい!!

成功する人はみんなそうです。手を抜かなのです。



講義を終えたら、実地研修です。「千代乃」というお店を紹介してもらいました。


厚木のホルモン屋の中でも有名なお店です。

全体的にお安い!!福井よりも割安だと思います。養豚の地場だからでしょうか。

手間をかけてきれいに処理したシロコロが1人前400円。



注文すると、こんな風に、平たく潰れていますホルモンが皿に載せられて届きます。

一般に売られているホルモンは、腸を裂いた平たくして焼きますが、

厚木シロコロ・ホルモンは、柔らかい大腸のみを筒状のまま、脂身を適度に残しながら洗い、外側の脂身を裏返して内側に閉じ込め、ぶつ切りにします。


生のままに網に載せ、

焼きあがると、あらあら、平たいと思っていたホルモンが丸い筒状に膨れ上がります。


焼きあがったものは自家製の味噌ダレに付けて口に運びます。


このお味噌は、お店毎に違うところが味噌だそうです。

これはいけますねえええ。ただ、お酒と共に食べるものかと思います。

参考までに、いえば、イベントに招かれて「厚木シロコロ・ホルモン」を販売するときには、

衛生上、一度ボイルしたものを使用するそうです。
今回はボイルしたものを食べることは出来ませんでした。

きっと、生とボイルでは味が違うんではないでしょうか。

やはり、生でしょう!!筒の中の脂身のとろとろなところが魅力だと思います

翌日は、「甲府鳥もつ煮」の調査です。厚木から甲府へ移動の途中、

高速のSAには「甲府鳥もつ煮」派生グッズのコーナーが

わかりやすいところにおいてありました。
B-1グランプリの人気のほどが分かります。
「甲府鳥もつ煮」は醤油と砂糖でつくったタレを強火で煮詰め、鳥もつを入れたら強火で短時間に照り煮を、水気を飛ばして飴状になったタレに絡めて照りを出して出来上がり。
昭和25年頃にこれを考案したのが、「奥藤」というお蕎麦屋さんのご主人。

それが甲府市内に広まって、今ではしないに50店舗が取り扱っているそうです。





鳥のもつが捨てられているのがもったいないということで取り組んだメニューが

今では全国に知られるようになったんですね。

これが、それです。砂肝、レバー、ハツ、きんかんが入っているんですが、

しっかりこ-ティングされているので、きんかん以外はどれも良く似ていて
箸でつまんで口に入れたときにその触感で嗚呼これは、とわかりました。

いつもホルモンやらを食べている人は一目で分かるんでしょうけど。
でも、「甲府鳥もつ煮」は、あくまで蕎麦屋さんのサイドメニューであって、

お蕎麦屋さんの主役は。あくまで「お蕎麦」です。僕は「もりそば」を注文。


蕎麦にはちとうるさいぞというメンバーばかりなのに、「奥藤」さんのお蕎麦に、一同納得です。

茹での調子もバッチりです。

そばつゆが甘くない関東風なので、「甲府鳥もつ煮」の強烈な甘辛さと対称をなしています。


午後6時に坂井市へ到着しました。
全国区となった3箇所を研修してみて思うことは、身近な素材こそB級に相応しく、

それに加えて庶民に共感を得るためにの地域ドラマが必要だということです。

それは製作過程であったり、歴史であったりさまざまですが、

携わる人の行動にドラマがあればということなので、

坂井市においても、素材プラス、ドラマチックな人生物語をさがすことで、

付加価値の増したB級グルメを生み出せると思いました。

また、議員だけでなく、商工会の青年部員と共に共通の体験ができたことは

大変有意義だったと思います。大変勉強になりました。

市長と意見交換

平成23年1月17日 坂井市役所において


坂本市長と新政会との意見交換会が開かれました。

新年度予算の提案を前にして
坂井市政の問題点についての意見交換です。
会派の議員は、各地域が抱える問題や将来像について、

日頃から市民の皆様から様々な意見を承っています。

それを会派で整理して問題提起をし,

当面課題と将来の方向性について語り合うものです。

福井港丸岡インター連絡道路建設計画をはじめとする重要な課題について

貴重な意見交換ができました。